2010年04月14日

村上春樹にはこりごり

村上春樹を「ねじまき鳥」を最後にしてしまっている。短編は読むが、長編につきあうのにいやになってしまった。
ねじまき鳥もカフカも30万部を超えていたんだということ新聞で知った。
ハードボイルドも20万、1973は20万をいってなかった、そういう数字はやはり見ていると面白い。
今売れている本は200万こえているのだが、これはノルウェーの森に続き2回目である。村上春樹はなんだか、出す本すべてが100万部以上みたいなイメージをもってしまったが、実際はそんなもんであったのだ。ねじまき鳥も30万だったである。
村上春樹をビジネスというのを検証するのも面白かも。
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井上ひさし 追悼

「昼間から女の裸、見にきやがって、ろくなもんじゃねえな」とぶつぶつ言っているエレベーターボーイがいた、それがビートたけしだった。

自分の浅草時代を回想しながら、そんなことをエッセイで語っていたことを一番に思いだす。
あまりに異様だったのか、天才同士が感じる気でもあったのか、ずっと気にかかっていた。エレベータボーイとすでにテレビでも有名な作家が、前の職場に立ち寄った時の話である。


モッキンポット師の後始末 (講談社文庫)

モッキンポット師の後始末 (講談社文庫)

  • 作者: 井上 ひさし
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1974/06/26
  • メディア: 文庫



「モッキンポット師の後始末」とか面白くて本は沢山読んだけど、なんか人間的な興味はわかなかった。親しみがわかなかった。

しかし、ホント、昭和を作った人たちが急ぎ足で去っていくような気がする。ここ2年でいろんな悲報にであるのかもしれないが、その時思いだすことが昭和の記録の最後のチャンスかもしれない、なんて思う。
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2010年03月22日

安岡章太郎

こんな文章のうまい人がいるものかと、エッセーを沢山読んでいます。





ガラスの靴、や、浜辺の光景なども中古か図書館でしか読めないのは、もったいないですね


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2010年03月16日

浅倉久志氏 亡くなる


79歳だった。
氏の功績は語りきれない。
カート・ヴォネガットをはじめとして、早川のおもしろい作品の多くを氏がてがけられていた。カート・ヴォネガットの訳はそのなかでも出色ではなかったか。
村上春樹を読んでおもしろがっていたら、哲学を教えてくれた高野雅行先生(高野亘)に「あれはカート・ヴォネガットをぱくっている」と教えられた。
で、早速カート・ヴォネガットを読んだら、その通りだと思った。

しかし村上はカート・ヴォネガットの影響を認めるものの、浅倉訳ではないもの、あるいは原書で読んだと語っていた。

浅倉氏が亡くなったり、もちろんカート・ヴォネガットもいない、そしてディック・フランシス、ロバート・B・パーカーも亡くなり、なんだか自分の読書歴で大きな位置をしめていた人物たちが勢いよく消えてゆく。
さびしいを通り越して、これが人間の生き死にで、現実の干からびた事象なんだと、半分知らん顔でもしていないとやっていられない。
生活なんかにまみれてしまい、それらの本を寝ころんで思う存分に読みひたれる日々など、もうないのかと思うと、本当に人の一生なんてつまらないものだ。




アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

  • 作者: フィリップ・K・ディック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1977/03/01
  • メディア: 文庫




猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)

猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)

  • 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1979/07
  • メディア: 文庫




モンキー・ハウスへようこそ〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

モンキー・ハウスへようこそ〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: カート,Jr. ヴォネガット
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1989/03
  • メディア: 文庫




ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464)

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464)

  • 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1982/02
  • メディア: 文庫




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2010年03月07日

ディック・フランシス氏が死去



競馬ミステリーと言いつつ、そんなに競馬に詳しくないと面白くないというわけでなく、そしてまた特定の人物が主人公とといシリーズでもなく、それでいて読みごたえのある作品を丹念に書いていた。晩年には息子と協力して作品をつくりあげて、80を越した作品だが実に味わい深いものだった。
菊池光が一貫して翻訳を担当、早川文庫の緑の背表紙に二文字だけのタイトルがならんでいる書棚を眺めるのは、何とも言えない気分になる。ひとつひとつもさることながら、これらが連なっていることの重厚感は、競馬の本場であるイギリス競馬界のスタージョッキーがミステリー作家としてもすばらしい作品を書いたという快挙に対する素直な脱帽感である。競馬評論家になったSF作家という人は我が国にもいるが、それと比べるのは失礼であろう。不世出の人物であった。

そうはいいつつ、やはりシッド・ハレーの活躍する「大穴」と「利腕」を真っ先に読みかえしてしまったことはお許しいただけるだろう。
なにしろ面白い。両方とも。





体調がすぐれず、ここ数年は苦しい思いもなさったのだろう。
数年前に新作がでた時はあと少しだけ、できるならもう一冊だけでもと願ったのだが。
ご冥福をお祈りします。
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2010年02月03日

ロバート・B・パーカーを偲ぶ



今日の今日まで知らなかった。。。
スペンサー・シリーズも菊池光さんから加賀山に代わってしまっていたが。。
学生のころからのヒーローがまた永遠の存在になってしまったことに深い悲しさをおぼえる。
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2010年01月13日

近頃読んだ本



村上春樹の作品は「風の歌」くらいのボリュームのやつが一番好きで、最近のは長くてあまり読む気がしない。
村上がどのようにして「風の歌」を書いたのかということもふくめて、戦後の「第三の新人」の優れた短編を紹介しているこの本は、割と面白くて、今さらながら安岡章太郎とか吉行淳之介を読むきっかけとなった。
安岡のうまさは村上も絶賛しているが、確かに誰かにしゃべりたくなるほどの味がある。高校の時の国語の教科書に安岡の作品があったが、くわしくは忘れてしまった。でもその時に感じたひっかかりは覚えている。そういうのは20年たってもまたやってくるものなのだなあ、とか改めて思う。その後に沢山の出会いがあっても、10代の経験につらなることを選択してしまうものなのだな、と改めて思ったのであった。
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2009年12月27日

仁JINが終わって

私はドラマの良し悪しはキャスティングは本当に重要だ。

JINは見事であった。

龍馬、咲、恭太郎、勝海舟、緒方洪庵ほとんどがよかった。

綾瀬はるかは下手うまのうえに色気がないから、こういう役がまたくればいいけどな、なんて思う。
小林信彦が若手女優のなかで有望な3名がいると書いていたが、そのうちのひとりが綾瀬である。この人のもっている直線性というのが今回見事にはまっていた。綾瀬だけをみていても良いできだった。

改めて竜馬というのは司馬さんの創作で、歴史的には龍馬が正しいような気がした。

コミックの連載だと、かなり違う展開になっているようだが、このテレビドラマは独立して完結しており、かなり質も高かったと言っていいだろう。

続編は作らないで欲しいと願う。
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2009年11月08日

人口が過密になった地球



2005年、テレビ番組のインタビューで、「人口が過密になったこの地球は居心地が悪い。自分が愛していないこの世界で生涯を閉じるのは不安」と話していた。「多くの動植物、さまざまな生物が恐ろしいまでに消滅している。この過密状態のせいだ。人間という種は互いに害を及ぼし合う環境の中で生きているようなもの」

こんな地球は愛せなかったのか。。。。
posted by ガレージランド at 09:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月07日

「悲しき熱帯」レビストロース氏死去 「構造主義の父」

 【パリ=国末憲人】20世紀を代表する思想家で文化人類学者のクロード・レビストロース氏が死去したと、AFP通信が3日、出版社の情報として伝えた。100歳。今月28日には101歳の誕生日を迎えるはずだった。

 同氏はパリ在住。メディアにはほとんど出ないが、健康で、旅行もしていたという。今年に入って一時健康を害したものの、頭脳の明敏さは相変わらずだったという。

 昨年11月に同氏が100歳の誕生日を迎えた際には、地元フランスのサルコジ大統領が訪問して敬意を表した。大統領府によると、現代社会の今後についてサルコジ大統領と意見を交わしたという。様々な記念行事も催された。

 レビストロース氏は構造主義の父といわれ、55年に発表した「悲しき熱帯」が人文社会科学全般に大きな影響を与えた。日本文化の愛好者としても知られる。

     ◇

 レビストロースさんは1908年、ベルギー生まれ。パリ大学で法学と哲学を学ぶ。35年、サンパウロ大学の社会学教授として赴任したブラジルで現地のインディオ社会を調査する。その後アメリカでも教えるが、戦後フランスに戻り、59年、コレージュ・ド・フランス社会人類学講座の初代教授となった。

 ソシュールの言語学などの影響を受けながら、世界各地の民族誌データや神話などの分析を踏まえ「親族の基本構造」(49年)、「構造人類学」(58年)、「野生の思考」(62年)などの著作を次々と発表。未開社会の婚姻形態の比較などをもとに、人類の社会、文化には共通する不変の基本構造があるとする「構造主義」は、学界に大きな衝撃を与えた。

 「野生」「未開」の中に現代文明の原型をみるその思想は、進歩主義的で人間の理性の働きを重視する近代思想・哲学の西欧中心主義と鋭く対立。人間の主体性を特に重視した当時の思想界の大潮流だったサルトルの実存主義への批判は、大きな「事件」となった。

 その後も構造主義の考え方は、フーコーやガタリら多くの思想家に影響を与え、20世紀ではマルクス主義と並ぶ最も大きな思想潮流として、現代まで引き継がれている。

 その業績によって、フランス以外の多くの国のアカデミーの会員に選ばれ、また親日家で何度も来日している。


氏の功績は私が解説すべきところではないのですが、フーコーからデリダあたりまで、わけもわからず読み漁った時期のきっかけを作ったのは「悲しき熱帯」でした。

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)

  • 作者: レヴィ=ストロース
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本





氏の最近のお考えには触れることなく、20年も過ごしてしまいましたが、どんなだったのか。
追悼号がでたら確認してみたいと思います。


ブックガイドになったのはこの本

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

  • 作者: 橋爪 大三郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1988/05
  • メディア: 新書



あのころは実に楽しかったですね。
80年代後半、バブルのころ、浮かれている世相とは関係なく。

でも結局、笠井潔にはまって、ルカーチとかに心酔したりした後、現象学からハイデガーへ。

そんな変遷はどうでもいいんです。


posted by ガレージランド at 01:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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