俺的にはマイケル・ジャクソンは「ビリー・ジーン」は良いが、他はそれほどではない。
確かに「スリラー」のビデオはインパクトがあって、あの時代を思い出す時に欠かせない。このビデオの後に作られたビデオの多くがどこかこのビデオを意識していたようにも思える。まるで映画の1シーンであるかような、大がかりで手の込んだものばかりになった、と言われるが、実は良く考えればそうでもない。
MTVのアワードであのころの受賞作品は、カーズ、ドン・ヘンリー、ダイア・ストレイツ、ピーター・ガブリエルとか、あまり人が派手に動きまくるものではない、INXSに至ってはアイデアが勝ったシンプルなものだった。スリラーはビデオオブザイヤーをカーズに譲った。しかしビューワーアワードは取っている。
そういえば、89年にビデオオブザイヤーをとったニールヤングのビデオは、そのころビデオ撮影中に髪の毛がこげるという、マイケル・ジャクソンを皮肉ったカットがあった。
しばらく前、「マイケルの真実」という、本人を交えた暴露番組があった。この番組の日本での放送の時、CXで司会を務めたのは小倉だった。だから今回の追悼緊急特別番組も小倉というのは、ある意味流れがあったのだが、ヤフーのコメントでは否定されていた。「どうして小倉なわけ」というコメントの実に対し、ビュワーの95%が「そう思う」に投票していた。
その「真実」のなかで、マイケル・ジャクソンは「ビリー・ジーン」を作った時のことを語っていた。自宅の庭(ネバーランド?)の木の下に座っていたら、天からお告げがあったみたいに頭のなかであのリフが思い浮かんだ、というようなことだった。
名曲とはそんなもんなんだよな、苦しんで名曲作ったのはブラームスくらいなのだ、とその時も思ったのであった。意外だったのは、彼自身、ビリージーンには特別な感情があったらしく、とても不思議な体験だった、みたいな感想を述べていたのが印象的であった。
意地悪く考えれば、それ以外はそれほどでもということか。実際、そう思ってしまうのだが。
とにかくスリラーは曲はそれほどでもないが、踊ってみると面白い。
俺的には大学のボクシング部で、先輩に命令されて、よく踊らされたものだ。下級生15名がトレーニングよりもダンスさせられた時期があった、そしてそれは毎年、卒業生を送るダンスとなったのであった。


